こんにちはクエ美です。
最近は雨の日以外にも、花粉の多い日や、共働きで帰宅が遅くなるなど、様々な理由で部屋干しをする家庭が増えています。
我が家も洗濯物は全て部屋干し。
脱衣所に干し場も作りました。
部屋干しをするためには、室内用の物干し竿が必要です。
後付けができる物もありますが、新しく家を建てる方は、予め計画されることが多いのではないでしょうか。
室内用物干で有名なものと言えば、川口技研のホスクリーンやPanasonicのホシ姫サマです。
我が家は、どちらが自分のお家に向いているのか迷った挙句、設計士さんのアドバイスも参考に、ホスクリーンとホシ姫サマを1本ずつ設置しました。
どちらも使ってみましたが、それぞれに良い点とイマイチな点があります。
今回は、両者を実際に使ってみて、感じた特徴や使い勝手を比較していきたいと思います。
そして、それぞれが適した場所がどこなのかを検討したので、ぜひご自宅の様子と合わせて考えていただけばと思います。
※今回は天井付けの物干しのみの比較です。(壁付けの比較なし)
● 竿の長さ比較
● 高さ調節の比較
● 耐荷重比較
● 価格比較
3⃣ ホスクリーンとホシ姫サマ どっちがおすすめ?
● ホスクリーンスポット型が向いているケース
● ホスクリーン昇降式が向いているケース
● ホシ姫サマが向いているケース
4⃣ 我が家の物干し場 実例
5⃣ 最後に…
今回比較するホスクリーンとホシ姫サマの種類
今回、比較するホスクリーンとホシ姫サマには、いくつか種類があります。
まずはホスクリーン。
ホスクリーンは、大きく分けてスポット型と昇降式の2種類です。
さらに昇降式には、紐で竿を動かす『操作ヒモタイプ』と棒を使って竿を動かす『操作棒タイプ』があります。
そして、ホシ姫サマ。
ホシ姫サマは、基本、昇降式ですが、電動で上下させるものと、手動で上下させるものがあります。
電動式には、竿が1本の物と2本の物があります。
今日は、この5種類の洗濯物干しを比較していきます。
ホスクリーンとホシ姫サマを徹底比較!
竿の長さ比較
竿の長さはほぼ大差なし。
ほとんどのものが約2mの長さが確保できる!
ホスクリーン スポット型
短 95㎝~154㎝
長 145㎝~234ⅽm
ホスクリーン 昇降式(操作棒タイプ)
短 120cm
長 160cm
ホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ )
短 113.7cm
長 159.2cm
ホシ姫サマ 竿2本・電動
短 83.6㎝~147㎝
長 143.6㎝~220.8㎝
ホシ姫サマ 竿1本・電動
143.6㎝~220.8㎝
ホシ姫サマ 竿1本・手動
短 99.8㎝~175.1㎝
長 143.6㎝~218.9㎝
基本的には長さを調節ができるものが多いので、設置場所や、洗濯物の量に合わせて選ぶことができます。
干し場がたくさん必要な場合は、『ホスクリーンの昇降式』以外であれば2m以上の竿が選べます。
省スペースに収めたい場合は、1m以下の長さにならないものもあるので、注意が必要です。
ホスクリーン、ホシ姫サマはどちらも、竿の左右を引っ張りだして伸ばします。
高さ調節の比較
ホシ姫サマシリーズは、低い位置まで竿が降ろせて干しやすい!
ホスクリーン スポット型
3段階の高さ調整が可能
ホスクリーン 昇降式(操作棒タイプ)
0㎝(天井)~100㎝まで下降
ホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ )
20㎝~80㎝まで下降 (5ⅽm刻み)
ホシ姫サマ 竿2本・電動
0㎝(天井)~120㎝まで下降
ホシ姫サマ 竿1本・電動
0㎝(天井)~120㎝まで下降
ホシ姫サマ 竿1本・手動
0㎝(天井)~120㎝まで下降
ホスクリーン スポット型は、竿を支えるスポットの長さが9㎝間隔で、3段階調節することができます。
画像出典:室内用ホスクリーンスポット型 | 川口技研 (kawaguchigiken.co.jp)
その他の昇降式のものは、幅広い高さ調節が可能です。
特に天井から120㎝降ろすことのできるホシ姫サマは、干す時には胸~腰の高さくらいにすることも可能ですし、服を干したまま、天井まであげておくこともできます。
ここまで降りると、椅子に座った状態でも手が届くので、低身長の方、腕や肩が動かしづらい方などでも使いやすいと思います。
耐荷重比較
竿1本あたりではホスクリーン スポット型が1番重さに耐えられる。
ホスクリーン スポット型 15㎏
ホスクリーン 昇降式(操作棒タイプ) 8㎏
ホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ ) 8㎏
ホシ姫サマ 竿2本・電動 15㎏
ホシ姫サマ 竿1本・電動 10㎏
ホシ姫サマ 竿1本・手動 8㎏
洗濯物を干せる量を考えるのであれば、ホスクリーンのスポット型が1番耐荷重があります。
ホシ姫サマの竿2本・電動も耐荷重は15㎏ですが、竿2本分での数値なので、1本あたりに直すと他のものと大差ありません。
ちなみに…
ホスクリーンシリーズは、耐荷重を超えると、ポール部分や竿に赤いラインが出て、注意喚起されるようになっています。
●ホスクリーン スポット型
画像出典:室内用ホスクリーンスポット型 | 川口技研 (kawaguchigiken.co.jp)
●ホスクリーン昇降式
出典:室内用 ホスクリーン昇降式 (操作棒タイプ) | 川口技研 (kawaguchigiken.co.jp)
それ以上の重さのものをかけると、天井に負荷がかかるので注意が必要です。
竿の収納方法の比較
竿の収納が簡単なのは、ホシ姫サマの電動タイプ!
ホスクリーンは取り外しに手間がかかる。
ホスクリーン スポット型
ポールがネジ式になっているので、使用しない時はネジを回して取り外し可
※ポールと竿は別の場所に保管が必要
ホスクリーン 昇降式(操作棒タイプ)
操作棒を刺しこみ、回して竿を収納
※操作棒は別の場所に保管が必要
ホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ )
紐をブラインドのように引っ張って竿を収納
ホシ姫サマ 竿2本・電動
リモコン式と壁付けスイッチタイプあり
どちらもボタン一つで竿を収納可能
ホシ姫サマ 竿1本・電動
リモコン式と壁付けスイッチタイプあり
どちらもボタン一つで竿を収納可能
ホシ姫サマ 竿1本・手動
紐をブラインドのように引っ張って竿を収納
収納方法を比較すれば、圧倒的にホシ姫サマの電動が一番楽です。
スイッチ一つで、昇降が可能で、力もいりません。
一番手間がかかるのは、ホスクリーンのスポット型。
竿を取り外してから、ポールをネジ式で取り外さなければならず、頻繁な収納が必要な場所には向きません。
収納時のコンパクトさの比較
収納時の見た目は、ホスクリーン スポット型が一番スッキリ!
ホスクリーン スポット型
取り外しは面倒ですが、外してしまえばほとんど目立ちません。
直径6.4㎝、薄さ1.3㎝の円形のものが2つ天井に残るだけです。
(SPC型)
画像出典:SPC型 | 川口技研 (kawaguchigiken.co.jp)
これが標準タイプですが、もっと薄型の物(SPE型)や、ネジを回しやすい物(SPD型)もあります。
次に目立ちにくいのは ホシ姫サマ 電動 。
ホシ姫サマは、天井部分に竿が収納されるので、残るのはそれが入っているカバー部分だけです。
手動での上げ下げが必要なホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ )、ホシ姫サマ 竿1本・手動は、昇降のための紐が垂れ下がるため、ぶらぶらしているのが少し気になります。
また、ホスクリーン 昇降式は竿が中に収納されず、天井にくっついたような状態で残るので、お部屋のすっきり感は減るかもしれません。
価格比較
値段は、ホスクリーンシリーズがとってもお手頃。
ホシ姫サマの電動は、購入に家電並みの勇気が必要。
ホスクリーン スポット型
¥11,400~¥22,250
ホスクリーン 昇降式(操作棒タイプ)
短 ¥32,350
長 ¥35,800
ホスクリーン 昇降式(操作ヒモタイプ )
短 ¥24,900
長 ¥28,150
ホシ姫サマ 竿2本・電動
(リモコン)短 ¥147,600
長 ¥157,900
(壁付けスイッチ)短 ¥122,000
長 ¥132,100
ホシ姫サマ 竿1本・電動
(リモコン)長 ¥100,100
ホシ姫サマ 竿1本・手動
短 ¥43,700
長 ¥48,700
※値引きが考慮されていない定価での価格です(税抜き)
ホスクリーン スポット型はポールが1本あたり
¥4,500、¥5,400、¥5,600、¥6,250の4種類
プラス竿代が1本
¥2400、¥3300、¥3500、¥4150、¥9750の5種類と、長さにより価格が変わります。
1番長いポールを2本、1番長い竿を1本選んだとしても、合計2万円台で購入できます。
一方、ホシ姫サマの電動は、便利ではあるのですが、価格は10万円超えととても高額です。
ホシ姫サマは価格がネックとなってか、ホスクリーンを採用する家庭の方が多いようです。
カラーバリエーション
ホスクリーンスポット型はカラーが豊富!
ホシ姫サマはホワイトのみ
ホスクリーン スポット型 (SPC型のみ)
天井の色や好みに合わせて、ホワイト、木調天井用、ブラックの3種類から選ぶことができます。
ホシ姫サマシリーズはホワイトのみ。
お家の天井色によっては目立つかもしれません。
おしゃれな干し場を作りたいなら、ホスクリーン スポット型です。
ホスクリーンとホシ姫サマ どっちがおすすめ?
ホスクリーンスポット型が向いているケース
- たくさんの洗濯物を干す家庭
(耐荷重があり、たくさんかけられる!) - 将来使わなくなる可能性がある場所に使用する場合
(取り外した後も目立たない!) - 出しっぱなしが気にならない場所に使用する場合
- 人目に付かない場所に使用する場合
- 室内用物干しにあまりお金をかけたくない場合
- 白色以外の色を検討したい場合
- リフォームなどで後付けする場合
ホスクリーン昇降式が向いているケース
- 物干にあまりお金をかけたくない場合
- 人目のつかない所に干すので、スマートな見た目にこだわらない場合
- 竿の長さを調節することがない場合
ホシ姫サマが向いているケース
- 頻繁に竿の収納が必要な場所に使用する場合
(来客が入る場所や通路になるところなど) - 一時的な干し場として使用する場合
(外に干しに出るまでの一時的な洗濯干し場として / 雨の日だけ etc) - 背の高さに合わせた位置で干したい場合
(腕があがらない人、肩や腰に負担をかけたくない人) - 子どもにお手伝いをしてほしい場合
(子どもの背の高さまで竿が下げられる)
我が家の物干し場 実例
ちなみに我が家はこうなっています。
向かって左側がホシ姫サマ 竿1本・手動
ホシ姫サマ
メーカー:Panasonic
型番:CWFBT11LM
色:ホワイト
向かって右側がホスクリーン スポット型
ホスクリーン
メーカー:川口技研
型番:(ポール)ホスクリーンSPC型
(竿)ホスクリーンQL-23-W
色:ホワイト
洗濯物の量から考えて、2mの竿が2本欲しかった我が家。
初めは、ホシ姫サマの竿2本・電動 を検討しましたが、竿同士の幅が狭く、服の肩がぶつかるので思ったほど干せないのではないかという結論に至りました。
そこで2本の竿は少し離して設置することに…。
向かって右側は、価格も考えてホスクリーン スポット型
向かって左側が、脱衣所からお風呂場に向かう通路になるということで、収納可能なホシ姫サマにしました。
実際に使用してみると、竿2本の間隔があいたことで、乾きやすくなったのは良かった点です。
でも、通路側を収納しやすいホシ姫サマにしたにも関わらず、家族以外通らない場所なので、洗濯物を夜まで干しっぱなしにしていることが多くなっています。
さらには、竿を伸ばして使用している場合は、長さを元に戻してからでないと収納できないのも面倒だなと感じます。
そんな訳で、今まで使っていて一度も竿を天井に収納していません💦
価格のことを考えたら、2本ともホスクリーン スポット型でも良かったかも!
最後に…
今日は、室内用物干しのホスクリーンとホシ姫サマを比較してみました。
どちらもとても便利な商品ですが、家の作りや用途によって、向き不向きがあります。
今日の記事を参考にしていただき、それぞれの特徴を生かした使い方ができるよう選んでもらえたら嬉しいです。
今日紹介した室内用物干しはこちらです↓↓
ホスクリーンスポット型
ホスクリーン昇降式(操作棒タイプ)
ホシ姫サマ 電動竿2本
ホシ姫サマ 電動竿1本
ホシ姫サマ 手動竿1本
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