
こんにちはクエ美です。
本ブログのインスタグラム内で、脱衣所のリール投稿を見て下さった方から、こんな質問をいただきました↓
(脱衣所に)窓は設置されていないのですか?
湿気やカビを感じたり不便さはないでしょうか??
確かに我が家の脱衣所は、ランドリールームを兼ねているにも関わらず、窓が1つもありません。
洗濯物を干した時に湿度が上がり、湿っぽかったり、カビが生えたり…
何か困りごとがあるのでは?と不安になる気持ちもよくわかります。
結論から言うと、我が家はその湿気問題・カビ問題、今のところは全く困っていません。
それは我が家の構造的な部分もあるかもしれませんが、後から対策できることもいくつかあります。
今日は、
- 我が家が脱衣所に窓を付けなかった理由
- 脱衣所を窓なしにして湿気やカビは大丈夫か
- 室内干しした洗濯物の乾き具合
- 湿度が高い気候の時にできる対策
について書いていきたいと思います。
我が家の脱衣所兼ランドリールーム↓

棚の向かいに洗濯機、天井付近に洗濯竿があり、室内干ししています↓

1⃣ 我が家が窓無し脱衣所を選んだ理由
・防犯面
・採光を必要としない
・窓を開けて換気しない
・窓掃除が不要
・暖かさ重視
・費用面
・共働きはそもそも窓を開けない
3⃣ 室内干しした洗濯物の乾き具合
・暖房の時期
・冷房の時期
・エアコンなしの時期
4⃣ 湿度が高い気候の時にできる対策
・浴室の換気システムを常時回す
・室内の24時間換気システムの強度を上げる
・除湿器を使う
・サーキュレーターで空気を動かす
5⃣ 最後に…
我が家が窓無し脱衣所を選んだ理由
防犯面
まず考えたのは、防犯面です。
着替えをすることもある脱衣所では、窓があれば覗きなどの犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
すりガラスなどで対策することも可能ですが、シルエットでさえ写るのは嫌だなと思ったのが第一の理由です。
また、換気や湿気対策で開けることも想定した窓の場合、泥棒などの侵入口になることもあります。
そういった様々な不安から、窓がない方が安心なのかなと思いました。
採光を必要としない
窓を開けないとしても、採光のためにFIX窓(はめごろし窓)を設置するという方法もあります。
我が家も設計段階で建築士の方から提案がありました。
確かに洗濯物を干す朝の時間は、窓からの採光があると電気を点けなくて済むかもしれません。
ただ、我が家の場合、光が良く入る南側はリビングなどがあり、水回りは北側にあります。
そもそも脱衣所・ランドリールームのある所はあまり日差しが入りません。
そのため、家事や入浴に必要な時だけ電気を点ければいいかなと考えました。
窓を開けて換気しない
昔は、窓を開けて換気をするというのが当たり前でした。
しかし、2003年の建築基準法の改訂により24時間換気システムの導入が義務化され、室内の空気が一定時間で入れ替わるようになっています。
我が家の脱衣所には換気システムの排気口があり、脱衣所内に湿度の高い空気がずっと留まるわけではありません。
窓を開けての換気でなくてもいいのではないかと思ったのも、窓なしにした理由の1つです。
窓掃除が不要
窓があると、その分だけ掃除の手間が増えます。
凹凸部分は汚れが溜まりやすいですし、特にコーキング部分はカビが発生することも💦
壁に凹凸がない方が日頃のお手入れもとても楽にできると考えました。
暖かさ重視
外気温の影響は窓からが多いと言われています。
特に裸になることもある脱衣所では、少しの室温差が体には堪えます。
できるだけ、熱のロスを抑えるためにも我が家は窓は不要だと考えました。
費用面
湿度が上がりやすいランドリールームでは窓の断熱性が低いと、冬場には窓に結露が発生しやすくなります。
それによりカビが発生しやすくなり、窓枠などの劣化にもつながります。
そうならないために、ランドリールームには断熱・気密性の高い窓を付ける必要があります。
性能の高い窓は、やはり高額です。
費用面から考えても、絶対に必要というわけではない窓を減らすというのは一つの対策となりました。
共働きはそもそも窓を開けない
上でも述べたように、窓は泥棒などの侵入口になる可能性が高いです。
そんな窓を日中、留守にする家では開けっぱなしにしておくことはできません。
湿気対策のためにつけた開閉式の窓は、我が家では開けることはないだろうなと考えました。
窓無しの脱衣所で湿気やカビは大丈夫?
まず湿気についてですが、洗濯物を干した直後は湿度は若干上がっていると思います。
ただ我が家は、エアコン1台で全館空調にしていることもあり、入浴時以外は脱衣所のドア(リビングなどと繋がる側)は開けっ放しです。
そのため、脱衣所だけに湿気が長時間こもるようなことはありません。
床、壁、浴室側のドアなどに水滴がついているのも、1度も見たことはないです。
ただ、気候が良くてエアコンを稼働させない時期(5月頃や10月頃)は、家全体の湿度も上がりぎみです。
そのため、脱衣所の湿度も60%台後半-70%くらいになっていることもあります。
その時は、脱衣所を閉め切って除湿器を回すなどの対策をとっています。
カビについては、まだ住み始めて3年半くらいではありますが、今のところは問題ないように思います。
室内干しした洗濯物の乾き具合
暖房の時期
暖房の時期は、室内が湿度40-50%と乾燥傾向にあるのでとても早く洗濯物が乾きます。
朝8時くらいに干したら、夕方にはカラッと乾いていることが多いです。
洗濯物で、部屋全体の加湿効果を狙っている節があるくらいです笑
冷房の時期
夏場の冷房の時期は、気候そのものが多湿傾向ということもあり、暖房時期ほどの乾燥具合ではありません。
それでも朝8時くらいに干せば、夜には取り込みができる程度には乾いています。
パーカーのフード部分など乾きにくいものはさらに時間がかかるかもしれませんが、基本、夏服は薄いものが多いので問題になることは少ないです。
エアコンなしの時期
エアコンなしで過ごせる春や秋の一部は、部屋全体の湿度も下がりにくいので、1年の中で一番洗濯物の乾きが悪くなります。
そのまま朝に干すだけだと、夜に回収できないことも多いです。
そのため、我が家では脱衣所を閉め切って、除湿器を数時間回しています。
除湿器を利用すれば、夕方くらいには洗濯物は乾燥していることが多いように思います。
湿度が高い気候の時にできる対策
浴室の換気システムは常時回す
これは、湿度の高い気候の時には限らず年中ですが…
我が家は、浴室の換気システムは24時間、365日つけっぱなしです。
しかも、浴室のドアを閉めて換気しているので、脱衣所への湿度の影響を最小限に減らせています。
お風呂のメーカーTOTOでも、入浴後の換気扇使用時には窓や戸を閉めるようにオススメされています。
室内の24時間換気システムの強度を上げる
家全体の換気を担っている24時間換気システムは、その強弱を調整することができます。
我が家は第3種換気の24時間換気システム「ルフロ」を導入していますが
コントローラで換気の強弱を17段階調節できます。

我が家では通常レベルを3にしていることが多いです。
湿度が高まり、よりパワフルに換気したい時はレベルを上げることで湿度を含んだ空気をより早く排出することができます。
除湿器を使う
洗濯物を干したときなど一時的に湿度が高まる時には、除湿器を使用することもあります。
我が家は一軒家を建てる前からPanasonicの除湿器を使っていたので、それを脱衣所に置いています。
除湿器を使う場合は、空間を狭くしておいた方が効果的なので、その時だけは脱衣所を閉め切っています。
室温が低くても乾燥性能がそれほど落ちないのでとても重宝しています。
ただ、この製品は2024年に生産終了となったようで、後継機種が発売になっています。
(2024年エコモデル)
サーキュレーターで空気を動かす
衣類乾燥除湿器までを購入するのは…
という方は、サーキュレーターを使うという手もあります。
除湿力は劣りますが、空気を動かすことで湿気を拡散し、排出しやすくすることはできます。
特に、洗濯機裏や収納棚、壁際などは空気が滞留しやすいスポットなので、カビが生えるのを防ぐためには効果的です。
最後に…
注文住宅を建てるにあたり、窓をつけるべきかどうかを悩まれている方はとても多いと思います。
我が家は極力、窓をなくす方向で考えました。
その代わり、つける窓は妥協せず、性能の良い物を選んでいます。
実際に住んでみて、「やっぱり窓を付けておいた方が良かった」と思った場所はほぼありません。
(反対になくても良かったかも…はあります笑)
どういった用途で窓が必要なのか、そのメリットとデメリットをよく考えて1つ1つ窓の有無を検討していただきたいなと思います。
我が家はトイレも窓無しです↓
我が家は玄関も窓無しです↓
我が家はお風呂も窓無しです↓
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