こんにちはクエ美です。
無垢の床と言えば、人によって賛否両論あるものの一つです。
無垢の床は汚れやすいよ!
傷がつきやすい💦
小さい子どもがいる家ではあまりオススメできないな…
こういう意見を見て、やめた方がいいのかなと悩んだり。
無垢の床は木のぬくもりがある
やっぱり暖かくて肌ざわりがいい✨
木の本来の良さを味わえるのが魅力だよね!
こんなふうに称賛されていて、やっぱりやってみようかなと思い直しもしました( ´艸`)
そして悩んだ末に、我が家は無垢の床を採用することにしました。
実際に使用してみると、口コミで書かれていたことが自分たちに当てはまることもあれば、そこまででは無いと感じることもありました。
結論として、私は無垢の床にしたことに後悔はないし、寧ろ将来を考えても、無垢の床にして良かったなと思っています。
ただ、実際に生活し始めて、気になるポイントが色々とあったのも事実。
それを知らずに憧れだけで無垢床を選らんだ場合と、知っておいた上で選ぶのだったら、絶対に知った上で選んだ方がいい選択ができるし、後悔は減らせると思います。
それに、知っておけば、部屋の用途によって複合フローリングと無垢材を使い分けるなど、利便性と快適性を両立させた家に近づけるはずです。
今日は、
●無垢の床にしてみてどうだったのか
●予想されるデメリットをどうすれば少なくできるのか
考察していきたいと思います。
- 無垢の床にしようか悩んでいる方
- 無垢の床にすることにしたが不安がある方
- 無垢床を採用する範囲を悩んでいる方
ぜひ最後までご覧ください。
1⃣ なぜ無垢を選んだのか
3⃣ 無垢の床を後悔しないために知っておくべきマイナス面
①傷がつきやすい
②汚れが染みつきやすい
③ウエットシートが使えない
④冬でも床が暖かい、は言い過ぎ
⑤床が所々ぼこぼこしている
⑥色の経年変化に注意
⑦入荷が安定しない場合も
4⃣ 無垢の床、我が家の失敗は
5⃣ デメリットはある。でもやっぱり、無垢の床にして良かった!
6⃣ 最後に…
1⃣なぜ無垢を選んだのか
以前住んでいた賃貸住宅が、築30年程だったのですが、住み始めて2年ほどでリビングの突板フローリングの上面がはがれてきて下地がむき出しになってしまいました。
きっと建った当初は綺麗だったのでしょうが、30年超えるとこうもペラペラと剥がれてくるものなのかと、とてもショックで💦
しかも、濃色のフローリングだったのでめくれた所の淡い板色が変に目立ち、気になって仕方がない状態になりました。
そんなことがあり、新築を検討し始めてからは、無垢床をちょっと考えるようになりました。
そして、お邪魔したモデルハウスに、無垢床を体験する機会が何度かあり…。
木の香りと足触りの良さから、無垢床へのあこがれが高まり、木の素材の良さを感じられるお家になったら素敵だなという思いになっていきました。
2⃣我が家が無垢床にした場所、しなかった場所
我が家は、無垢床の中では比較的硬めで、価格も中間くらいのナラ材です。
基本的にはお家全体のフローリングが無垢床。
ですが、水はねや汚れが気になるトイレと脱衣所はCFシートにしました。
◆トイレ(ヘリンボーン柄のCFシート)◆
◆脱衣所◆
3⃣無垢の床を後悔しないために知っておくべきマイナス面
①傷がつきやすい
これはご存じの方も多いかもしれません。
無垢の床は、その素材の柔らかさ故、とても傷がつきやすいです。
しかも、浅い傷ではありません(^^;)
物を落としたりすると、結構、深く掘れてしまいます。
今までは、落ちた物の方が壊れていないか心配をしていましたが、現在は「今の衝撃、床は大丈夫!?」ってなってます( ´艸`)
無垢材の中でも比較的硬く、傷に強いと言われるナラ材(オーク材)でこれなので、傷がつくことは仕方ないと思っておいた方がいいかもしれません。
あなたや家族は、少しの傷が気になるタイプ?
生活してたら傷はできるもんだ!と思える方は、きっと問題なく過ごせます。
ちなみに私は、最初は新築1ヶ月目とかに凹んでしまったのを見てさすがにショックでしたが、ガサツさゆえ、その後も物を落とす頻度が多すぎて💦
もう数ヶ月経った頃には、床に傷ができることは諦めました。
②汚れが染みつきやすい
無垢の床は、水が染み込んでいくスピードが複合フローリングなどに比べてとても早いです。
そのため、少しこぼしたのを放置してると染みに‼
水でさえ、そのままにしておくとその部分が濃くなっているので、その他の色付きのものをこぼしたら、一刻も早くタオルを取りにダッシュです💨
皆がよく使うLDKは、汚れやシミに注意。
子どもがおしっこを失敗する、ジュースこぼすような歳だとストレスになる可能性も!
まぁ、いい年した私もコーヒーを派手にこぼしましたがね(^^;)☕
【追記】これ注意!
③ウェットシートが使えない
水に弱い無垢の床は、ウェットシートが使えません。
今までは、ドライシートだけでは皮脂汚れが落ちていない気がして、定期的にウェットシートを併用していました。
引っ越してからはドライシートや掃除機(ルンバ)で掃除しています。
「床のべたつきが気になるから、床は雑巾がけやウェットシート必須!」という方には、もしかしたら無垢の床は向いていないかもしれません。
床を濡らして掃除をしている方、掃除方法を変更できそうですか?
ウエットシートは使い切ってから引っ越しです(* ˊᵕˋㅅ)
④冬でも床が暖かい、は言い過ぎ
よく聞く、無垢の床は冬でも暖かいという話。
我が家は普段、24時間暖房使用で室温を20℃くらいに保っており、それほど床のひんやり感は感じません。
ですが、何日か外出していて暖房のついていない部屋に帰って来た時の床は、足を付きたくないと思うほど、普通に冷たかったです❄
もしかしたら、同条件で比較をすれば気持ち、複合フローリングよりヒヤッとしにくいというのはあるかもしれません。
でも"暖かい"というのは少しオーバー気味だと思います。
「私は冷え性だから、無垢の床!」というほど暖かさを期待して選ぶのは危険。
寒い部屋では無垢の床も冷たい。
⑤床が所々ぼこぼこしている
施主検査の時、床の上を歩いていると明らかな膨らみが!
これは欠陥工事?!と最初はびっくりしました。
でもその原因は、木が湿気によって伸縮しているから。
その施主検査は梅雨の時期でしたが、それからしばらくするとその箇所の膨らみもいつの間にか平らになっていました。
無垢の床は湿度によって膨張したり、収縮したりします。
それによって形状が変化することもあることを知っておいた方が安心ですね。
⑥色の経年変化に注意
無垢の床は、年月が経つに従って色が変わります。
その度合いは木の種類によっても異なるようで、白っぽかったのが飴色になったり(レッドパイン)、濃い茶色がだんだん薄くなったり(ウォルナット)と様々です。
我が家のナラは、今よりも黄色みが強くなっていく予定です。
それが年を一緒に重ねてきた味わいと思える人はいいですが、入居時の床色が好みのドンピシャだった場合は、それを経年劣化と感じるかもしれません。
色は、選ぶうえでとても大事な要素だと思うので、経年変化した後の色がどんなふうになるのかも予め確認しておくといいですね。
⑦入荷が安定しない場合も
私たちが床材を選ぶ時(~それ以降)、ちょうどウッドショックの時期というのもあったかもしれませんが、ウォルナットが入らないという事態に陥っていました。
天然の物であるため、様々な影響により思ったものが手に入らない、品質が安定しないということも考えられます。
無垢の床にすることが決まったら早めに入荷状況を確認しておいた方がいいでしょう。
4⃣無垢の床、我が家の失敗は
実はあるんですよ!
無垢の床にしない方がよかったと思う場所…
それは、キッチンです。
キッチンは気をつけていても、思っている以上に水や油が跳ねています。
料理中は、あれこれ考えることが多くて、水ハネまで気にしてやってられません💦
そのためキッチンの床だけは、無垢ではない素材にしたらよかったなと思っています。
とりあえず、今は透明のキッチンマットを貼っています↓
反対に、脱衣所やトイレで素材の異なる床にしておいたのは、やっておいて良かったなと思っています。
やっぱり、いくら心地よい無垢床でも、生活の利便性や清掃性が下がるのは、ストレスが溜まりますからね。
5⃣デメリットはある。でもやっぱり、無垢の床にして良かった!
無垢の床にして初めて気づいたことや、気を付けなければならないことがたくさんありました。
でも、私は無垢の床にしたことに後悔はありません。
木の香りがとても心地よく、足に触れる肌ざわりも抜群です。
床はパッと部屋を見た時に視界を占める面積が大きいので、空間の雰囲気作りにもかなり影響します。
木の自然な色合いが、我が家のインテリアにうまくマッチしてくれています。
そして何より、これから何十年と長く住む家だから、いつも単調ではつまらない。
木の色が変化していき、誰かがつけた傷が増えていくことが、それまで家族がここで生活してきた証のような気がして…(˘˘)♡
これから将来の楽しみが増えるのではないかと思っています。
それが我が家の、無垢の床にして良かったと思える理由です。
6⃣最後に…
今日は、無垢の床を考える時に知っておくべきことを、我が家の体験を交えてお話しました。
無垢の床に対する口コミが様々なのは、汚れ、傷、清掃性、温度変化、経年変化などに対する考え方や価値観がそれぞれに違ったからなのだと今は納得しています。
自分や家族だったら無垢の床のマイナス面をどう考えるのか、どうしたらそれをマイナスととらえずに済むのかを、事前に考えておくことはとても大切です。
無垢床のリアルな体験談を、後悔しない床材選びの参考にしていただけると嬉しいです。
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