
こんにちはクエ美です。
皆さん、施主支給ってご存じですか?
私はそんな言葉があることさえ知らなくて、なんのこと?状態でした。
でも、設計段階でその言葉を知り、施主支給できるものをあれこれ探しました。
そうしたことで、自分たちの好みにぴったり合うものが選べたり、費用が抑えられたりといいことがいっぱい。
家づくりにこだわりたい方は、ぜひともオススメしたいシステムです。
今日は、
- 施主支給って何?
- 施主支給のメリット
- 施主支給のデメリット
- 施主支給して良かったもの
についてお話していきたいと思います。
1⃣ 施主支給って何?
施主支給とは、施主(家を建てる人)が自ら商品を購入し、建築会社に渡して取り付けてもらうことです。
通常、お家に取り付けるものは、建築会社を介して商品を手配してもらい、設計や施工まで行ってもらいます。
ですが、こだわりたい場所や費用を抑えたい場所については、施主自ら手配したものを、施工会社に取り付けだけお願いするというケースが、近年増えてきているようです。
2⃣ 施主支給のメリットとは
施主支給をするメリットは以下の4つがあります。
① 費用が抑えられる
これは、選ぶものにもよりますが、一般的には施工会社さんを介して商品を手配・取付してもらうと、その間に多くの人が関与するため、費用が高くなりがちです。
施主支給にすれば、自分で直接、実店舗やインターネットから購入できるため、商品代金+取り付け料で済み、費用が抑えられることが多いです。
ちなみにクエム家では、狙った商品を楽天やAmazonのセール時に購入✨
より価格が抑えれるようにしたよ!
② こだわりのものや好みに合うものが使用できる
建築会社によっては、ある程度、標準品が決まっていて、それがあまり好みに合わない場合もあります。
こだわりたい所や、標準品が気に入らない場合は、施主支給にすれば好みのデザイン、好みの大きさのものを選ぶことができます。
ただし、ネット購入などで実物が見られないものは、サイズ感など特に注意が必要です。
③ 家に、より愛着がわく
自分で気に入って選んだものは、限りある選択肢の中から選んだものに比べて、とても愛着がわきます。
そういうものに囲まれた生活は楽しいですし、見るたびにその可愛さに癒されます♡
④ これまで使っていたものが再利用できる
これまでのお家で使っていたものがあれば、それを使う事もできます。
思い入れがあり捨てられないものを施主支給するのもありです。
これは、余分な出費を抑えたり、引っ越しの時に捨てるゴミが減らせるというメリットもあります。
3⃣ 施主支給のデメリットとは
反対に、施主支給をするデメリットも考えられます。
① 手間がかかる
施主支給は、自分で商品を手配しなければならないため、商品を探す、注文する(買いに行く)、商品を施工会社に持ち込むなどの手間がかかります。
新しくできるお家の様子を想像しながら選ぶのはとても楽しいのですが、他にもやることがたくさんある中で、より良い商品を選ぶのは大変だと感じる方もおられることでしょう。
② サイズが合わないなどのトラブル
建築会社を介して注文した商品は、設計士さんが枠内に収まるかプロの目で確認してくれていますが、施主自ら選らんだものは、微妙なサイズ感の違いで入らなかったり、周りと色が合わないなどのトラブルが起こることがあります。
家の構造に関わるような大きなものや、シンデレラフィットを狙いたい所は特に注意が必要です。
③ 壊れた時の責任問題
もしも商品が壊れていた場合、購入した時に壊れていたのか、施主が運搬している時に壊れたのか、施工会社が取り付けた時に壊れたのか、分からずにトラブルになることがあります。
そうならないためにも、購入したものは、一度封を開けて自分の目で商品チェックをしたり、施工会社に渡す時に大きな破損がないか会社の方と一緒に確認しておくといいかもしれません。
④ 調達に時間がかかる場合
商品によっては、納期が間に合わないケースがあるので注意が必要です。
我が家の場合、洗面鏡を家のサイズに合わせて半オーダーメイドで作ってもらったため、届いたのが注文から3か月後。
工事の終わるぎりぎりになりました。
特に昨今は、コロナの影響で、商品が入りにくい場合もあるため、早めに準備しておくと安心です。
⑤ 保管場所が必要
先ほど、支給品が間に合わないことを防ぐために早めに頼んでおくことをオススメしましたが、たくさんのものを施主支給品として注文したり、大型のものがあると、それを保管しておくのに結構場所をとりました。
以前住んでいたのが、狭い賃貸住宅だったのですが、1部屋が荷物部屋に( ´艸`)
施工会社によっては預かってもらえるのですが、頻回に持っていくのが面倒で、ため込んでいました(^^;)
置くところがない場合は、施工会社にこまめに持って行くのも手かもしれません。
ただし、保存する倉庫がなくて受けてとってもらえない場合もあるので、確認してから運搬してください。
4⃣ 施主支給して良かったもの
① ポスト

これは、我が家がお願いした工務店では取り扱いがなく…。
でも、デザインが気に入ってどうしても使いたかったので購入しました。
決して費用の節約にはなっていませんが、お家の外観のアクセントになって、見るたびに採用して良かったなと思っています。
施工会社に渡す取説も別添付されていて、取り付けも問題なかったようです。
このポストについてのレビューも是非読んでみて下さい↓

② 表札

表札には、マットな茶色を使いたいと思っていた我が家。
インターネットでの注文で、実物の大きさや実際の色味が分からないままの注文でしたが、完成予想図などを送って下さり、安心してお願いすることができました。
納期は20日くらいでした。
思った通りの色味で、満足度も高いです。
③ 洗面鏡

私の洗面鏡へのこだわりは
- 木枠
- 3面鏡
- 鏡裏に収納
この3点が揃う商品が、大手メーカーの洗面台では見つけることができませんでした。
そこでインターネットでオーダーメイドで作っている所に注文することに。
オーダーメイドの割には、既製品の同じサイズの3面鏡と価格もそれほど変わらずできました。
洗面鏡についてはこちらに詳しく書いています↓↓

④ ペンダントライト

ダイニングにはペンダントライトをと思っていたのですが、検討する中で一目ぼれしたのが、ルイス・ポールセンのトルボーでした。
こちらは工務店にお願いしても定価取り寄せとのことでしたので、ポイントのつく楽天で購入しました。
※インターネットではサイズ感や雰囲気が分からず、実店舗にも何度も足を運びました。

⑤ 個室の照明


個室の照明にはそれほどこだわりはなかったのですが、インターネットで注文することで、費用はかなり安く抑えられました。
Panasonic製品は、住宅会社を介しても購入できたのですが、楽天スーパーセールのタイミングでさらに安く購入できたのも施主支給に決めたポイントです。
⑥ タオルハンガー

シンプルながらも、洗面台のおしゃれ感をUPさせるアイテム。
インターネットでは数多くのタオルハンガーが販売されているので、作りたい雰囲気や予算に合わせて選ぶことができます。
欲しかった真鍮の小物✨
使っていくうちに味わえる経年変化を楽しみたくてこの一品にしました。
2階はお値段重視のこちらです。

⑦ トイレットペーパーホルダー

トイレをショールームに見に行った時に、一緒にトイレットペーパーホルダーも見ましたが、気に入るものがなく💦
インターネットで作りたい雰囲気に合うものを選びました。
費用も安く抑えられるし、取り付けもすぐなので、施主支給にオススメの場所です。
⑧ エアコン
エアコンは、もちろん施工会社からも注文取り付けしてもらえますが、電気屋さんで購入すると取り付け料をサービスでやってもらえることが多いため、これも施主支給がオススメです。
我が家は、他にも新居用に購入する家電があったため、まとめて割でかなり安く購入することができました。
我が家が頼んだ大手電機メーカーでは、早めに注文しても、取り付けまで倉庫で置いておいて、指定の日に取り付けてもらえ、とても便利でした。
最後に…
今日はお家を建てる時に使える、施主支給のメリット・デメリット、施主支給の例についてお話しました。
建てたお家が、長く大事にできるものになるように、施主支給を上手く活用していただければと思います。
