
こんにちはクエ美です。
冬に暖かく、夏に涼しい家を実現するためには、家の気密性・断熱性能がとても重要です。
特に住まいの中で、熱の出入りが大きい場所が『窓』だと言われています。
窓自体の性能を上げるだけでも、随分と違いますが、カーテンにもこだわると、より無駄な熱の出入りが抑えられるのではないでしょうか。
我が家は、樹脂サッシとトリプル窓を採用していますが、+ハニカムスクリーンで、徹底的に窓からの熱の出入りをシャットアウト。
冷暖房費も抑えながら、快適な室温で生活できるようにしてみました。
今日は、リビングの窓をカーテンやブラインドではなく、ハニカムスクリーンにしたメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
また、実際に使用してみて思う、設置に際して注意すべき点も書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ハニカムスクリーンとは
ハニカムスクリーンは、断面が六角形の蜂の巣形の構造をしたスクリーンのことです。

この六角形の中にある空気層により、通常のスクリーンやカーテンより断熱性が高められているというのがハニカムスクリーンの大きな特徴です。
ハニカムスクリーンは、各社から販売されています。
メーカーによって呼び方が異なっており、その価格帯も様々です。
【ハニカムのメーカーとその呼び名一例】
- ニトリ:ハニカムシェード
- イケア:ハニカムブラインド
- タチカワブラインド:ハニカムスクリーン
- トーソー:ハニカムスクリーン
- ニチベイ:ハニカムスクリーン ←我が家はこれです
ハニカムスクリーンの働き
夏
夏は次の2つの働きにより、室内の温度を快適に保ちます。
・外の暑い日差しが室内に入ってこないようにする働き
・エアコンで冷やした室内の空気が外に出て行かないようにする働き

画像出典:ハニカムスクリーン レフィーナ25・45|ホームユース商品|ブラインドのニチベイ (nichi-bei.co.jp)
冬
冬は次の2つの働きにより室内の温度を快適に保ちます。
・外の冷たい空気がスクリーンよりも室内側に入って来ないようにする働き
・暖房によって暖められた室内の空気が外に逃げて行かないようにする働き

画像出典:ハニカムスクリーン レフィーナ25・45|ホームユース商品|ブラインドのニチベイ (nichi-bei.co.jp)
ハニカムスクリーンのメリット
断熱、遮熱
まず第一のメリットは、その大きな特徴である、室内の熱を逃がさない、余分な熱を室内に入れないということです。
これにより、冷暖房の効率を高め、室内を快適な温度に近づけます。
最近、電気代が上がっているから、冷暖房費が抑えられるのはありがたいね!
お部屋スッキリ
スクリーンはカーテンのように、室内側に膨らまないので、お部屋がスッキリして見えます。
インテリアにこだわりたい方にも、あまり主張しすぎないハニカムスクリーンはオススメです。

広く見える
カーテンだと、開けた時に左右にカーテンがまとまり、見える窓の範囲が狭くなります。
スクリーンだと上に収納されるので、外への視界がより広がります。
ハニカムスクリーンのデメリット
価格
やはりカーテンよりも、価格が上がってしまうのはデメリットだと言えます。
カーテンなら、大き目の窓でも安いのなら1万円くらいからありますが、我が家が採用しているニチベイであれば、定価で言えば以下の通りでした。
幅 × 高さ (mm)
2600×1200の窓で75,800円(レフィーナ25 シングルスタイル)
730× 2200の窓で52,600円(レフィーナ25 シングルスタイル)
1600×2200の窓で69,500円(レフィーナ25 シングルスタイル)
レースと組み合わせたツインスタイルの窓については
2300×2200の窓で179,600円(レフィーナ24・45 サーモブロックタイプ ツインスタイル)
とさらに高額になりました。
ただ、窓のサイズが小さめで、一般的なサイズであれば量販店の既製品で対応できる場合もあり、価格もぐっと安くすることができると思います。
外の様子が見られない
スクリーンが閉まっている状態では、外の様子は全く見えません。

もし見えた方がいい場面があるのであれば、シースルー生地とのセットを購入する必要があります。
ニチベイだと、上下に不透明の生地とシースルーの生地が配置されていて、上げ下げによって切り替えられる商品が売られています。
光や視線を遮りたいという時に、不透明生地とシースルー生地を半分ずつで配置するなど、自在に操作できます。

シースルー生地がついた分、値段は2~4万くらい(サイズによる)上がりますけどね(^^;
窓を開けるために、全開にする必要あり
窓を開けようと思うと、全開…少なくとも鍵のあるところまでスクリーンをあげないと窓を開けることができません。
カーテンのようにシャーっとあけて、ガチャっと窓を…とスピーディーな動きが難しいです。
かと言って、横から手を入れて開けようとすると、スクリーンにしわが(^^;

そのため、家族の忘れ物に気づいて、『忘れ物!』って窓から叫んだときにはもう家族がいなかった…ということが度々あります(^^;
開け閉めが重い
我が家は、ダイニングにある窓はハニカムスクリーンを採用しましたが、大きさは幅2300×高さ2200ととても大きいです。
手動で上げるのは、まあまあ大変💦
リビングにある吹き抜けの窓は電動式にしたので、やはりスイッチひとつで上げ下ろしできるのはとても楽だと思います。
下の写真のようにリモコンの上ボタン▲ or 下ボタン▼を押すだけ。

開ける窓、開けない窓をアルファベットで指定することもできます。
重みで垂れ下がる
大きな窓に付けたハニカムスクリーン(特にツインスタイル)は、その重みで上側が少し垂れ下がってきています。

最初はそこまで目立たなかったのですが、だんだんと重みで下がってきて少し目立つようになってきました。
これ以上、隙間が広がらないことを願います🥺
洗えない
ハニカムスクリーンはカーテンのように洗濯することができません。
出来る掃除と言えば、ふわふわのモップで凹凸部分に溜まったホコリをとることくらいです。

子どもが食べ物を触った手でスクリーンを触ったり、汚してしまわないように注意が必要です。
子どもが遊ぶ?
ハニカムスクリーンやブラインドなどで怖いのは、子どもがチェーンで遊ぶこと。
首などにかからないかという心配もあります。
我が家は、子ども達がそれが危険だとわかる歳になっていたので問題なかったですが、小さかったらチェーンをやめることを考えたと思います。
各社、チェーンや紐タイプの他に、コードレスや電動など工夫されているところもあります。
結露が発生する?
ハニカムスクリーンをつけていると、窓ガラスに結露ができやすいという口コミがあります。
原理的には、結露は屋内の暖気が冷たい窓ガラスによって冷やされるとできるものなので、ハニカムスクリーンの有無に寄らないのではないかと思いますが…
我が家は、トリプルガラスにしたためか、まず結露がほとんどありません。
なので、ハニカムスクリーンを付けたからといって、結露がひどくなったということもありません。
ただ、スクリーンと壁の間にあまり隙間がなく…

スクリーンを上げない限りは窓ガラスが見えないので、結露していた場合、気づかないうちに窓にカビが生えていたとなる可能性があるのかなと思います。
開かずの窓に取り付ける場合は、ちょっと注意ですね!
ハニカムスクリーンを採用してみた感想
我が家では、ハニカムスクリーンを採用して、窓際にいても夏の日差しの暑さや冬の冷気を感じにくく快適に過ごせています。
冷暖房を活用してできるだけ部屋の温度が一定になるようにしたかったので、その理想に近づき、大変満足している設備です。
チェーン付でもそれほど目立たず、床などにつくこともないのでとてもスッキリ収まっています。

手動であげるのが大変な、大きくて数の多い場所は電動にしたので、開けたり閉めたりも問題なくできています。

ただ、アクセスがよくて小さめの窓の場合は、わざわざ電動にしなくても、手動でも大丈夫なのかなといったところです。
ひとつ残念な点をあげるとしたら、電動にしたことで、窓の側にその受信機を設置しないといけなかったこと。
この受信機が、工務店の方が目立たないように設置して下さったのですが、それではうまくリモコンが反応せず💧
反応させるために前面に出すと、こんなに目立つ感じになってしまいました。


うーん、不格好(´ε`;)…
最後に…
今日は、ハニカムスクリーンのメリット・デメリット、採用してみた感想を書いていきました。
室内をできるだけ快適な温度に近づけたい方、お部屋をスッキリ見せたい方にはピッタリだと思います。
ただし、電動にする時は、受信機がどんなふうに設置できるか、ハウスメーカーの方に要相談です。
価格も、予算に合わせてメーカーを選ぶことができるので、ぜひ検討してみてください。
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