こんにちは。クエ美です。
シラミ…子どもがもらってこないかとドキドキする感染症の一つですよね。
昨年、小学生と幼稚園児の我が家の子どもたちも、もらってきましたよ~。
そして、添い寝をしていた私も(念のため)一緒に治療をしました。
集団生活をしている以上、仕方のないことだと分かってはいるのですが、発見した時のダメージといったら…( ;∀;)
我が家の場合は、初めてのシラミ駆除だったので、どうしていいかわからず、たくさん調べました。
実際に駆除をしてみて、もっと早くやっていれば良かったなーと後悔しているポイントもあります。
この記事では、シラミと奮闘する中で学んだことや、次にまた子どもがもらってきたら、我が家ならこうする!という対処法を紹介しています。
これから親子でシラミに立ち向かおうとされている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
病院受診は必須ではない
シラミ駆除のためにやること3ステップ
反省から学ぶ、シラミの予防と、次からの対策
病院受診は必須ではない
●病院でできることはない
幼稚園の先生から、我が子がシラミかもしれないという連絡をもらった日、
私は最初に皮膚科にかかりました。
私がシラミを見るのが初めてだったので、もしシラミではなかった時に、子どもに無駄な負担がかかるのを避けたかったこと、
そして内心、何かいい治療方法があるのかもしれないという淡い期待を抱いたからです。
お医者さんが、子どもの頭を見て、疑わしい毛髪をはさみで採取。
それを顕微鏡で見て
「シラミの卵だね。」
「シラミ駆除のシャンプーをしてください。」
5分かからず診察は終了しました。
処置もなければ、薬もありません。
シラミの卵とフケはとてもよく似ている(というか、小さくて見分けにくい)ので、確認してもらえて安心しましたが、正直、これほど何もすることがないのだなとガックリしました。
その後の駆除で、毎日、嫌というほど卵を見ましたからね。
もし次にかかっても、卵とフケの見分けがつくので、皮膚科受診はしないだろうなと思います。
※シラミの卵かどうかの見分けがつかない場合や、園や学校から診断が必要と言われている人はきちんと診察を受けて下さい。
●フケとシラミの卵を見分けるには
私が感じた、フケとは違うシラミの卵の特徴です。
- 真っ白ではなく、わずかに茶色っぽい
- 丸ではなく縦長
- 少し光沢がある
- 払っても取れない
- 髪の表面より、耳の後ろや後頭部など、髪をかき分けたところに多い
参考までに…我が子についていたシラミの卵の写真です。
(嫌な方は飛ばして下さい)
シラミ駆除のためにやること 3ステップ
●スミスリンシャンプーで成虫・幼虫を駆除
まず1番はじめにやることは、出来るだけ早く(発見当日のお風呂の時までに)スミスリンシャンプーを手に入れることです。
成虫がいる限り、1匹あたり1日で数個~9個の卵を産み、どんどん増えていきます。
少しでも早く、成虫や幼虫は駆除しておいた方が、後々の治療期間が短く済みます。
私はスミスリンシャンプーを近所のドラッグストアで買いました。
1本で、税込み2900円くらいでした。
値段は、Amazonなどで購入した方が安い場合もあるので、早急に手に入れたい1本だけは近くのドラッグストアで購入し、
家族にも使用するなどで、1本(80mL入り)では足りない場合は、追加分をAmazonなどで購入してもいいかと思います。
スミスリンシャンプーは匂いは少し鼻にツンときますが、「くさっ👃」という感じではありません。
むしろ香料のためか、フローラルな香りがします。
色はごくごく薄い黄色です。
少しトロミはありますが、手や頭皮から流れやすいので、注意が必要です。
1回の使用量は10~20mL。
我が家では、子どもは1回10mL(2回目からは1回15mL)で、私は1回20mLで使用しました。
キャップにメモリが付いているので、簡単に正確に測ることができます。
普通のシャンプーと比べると、泡立ちはあまりよくありません。
できるだけ全体にいきわたるようにシャンプーをします。
シャンプーしたらそのまま5分待つ必要があります。
待っている間に、目や口に髪の毛が入らないように、シャンプーハットを使用するなどしてもいいかもしれません。
我が家の場合は、子どもの髪の毛が長いので、ヘアゴムで1つにしばり、頭のてっぺんでお団子をしておきました。
シャンプー後に、シャワーで流したら、シラミの成虫が流れてきたという口コミを見ることがありますが、我が家の場合、私が見る限りではシラミは流れてきませんでした。
効いていないのかなと心配していましたが、ドライヤーの時に動きの鈍くなったシラミを発見!
つまんで除去することができました。
シャンプーが行き届いていないかもしれないので、2回目からは子どもの使用量を1回15mLに増やすことにしました。
これを3日に1回行い、様子を見ながら3回もしくは4回続けます。
つまり、今日スミスリンシャンプーをしたら、次のスミスリンシャンプーは3日後(しあさって)です。
使用した時の、皮膚への刺激感は特に感じませんでした。
その後も、家族で誰も、赤くなったり、かぶれたりはなかったです。(上の子はアトピー体質で皮膚弱め)
すべての治療が終わったころには、髪が傷んだなという感じは正直ありました。
それも一時的なもので、その傷んだ髪を散髪すれば、その後は元通りになりました。
私は、暗めのカラーをしていますが、脱色などは気にならず、後日行った美容院でもヘアカラーのレベルに変化はありませんでした。
●布団カバー、枕カバー、衣類の洗濯乾燥
シャンプーをして、シラミの成虫をやっつけられたとしても、衣服や布団についている成虫が再び頭についてしまっては、元も子もありません。
シャンプーによる駆除を始めるのと同時に、着ていた服、パジャマ、寝ていた枕カバー、布団シーツを全部洗濯しました。
シラミは55度以上の熱に5分間さらしておくと死滅します。
お湯につけてから洗濯するという方法もありますが、シーツが浸かるだけのお湯を貯めるのも結構大変。
我が家では、乾燥時に高温になる、ドラム式の洗濯乾燥機を使ってスイッチ1つでやりました。
シラミがいなくなるまで毎日洗濯していたので、放り込むだけの洗濯乾燥機は本当に便利でした( ;∀;)
●ニットピッカーで卵の駆除
これは、早くに始めておけば良かったと後悔しているものの1つです。
シャンプーで幼虫や成虫が除去できても、残っている卵がかえると、再び幼虫として頭皮に出てきてしまいます。
(その生まれた幼虫を駆除するために、シャンプーを3回~4回繰り返すのですが…)
卵の数も減らしておいた方がいいということは、その時の私にもなんとなくわかりました。
私は、ニットピッカーの存在を知らなかったので、1本、1本卵のついている髪の毛を探し出し、根元からはさみで切っていくという作業を続けました。
細かい作業は嫌いじゃないので、それはそれで面白かったのですが、子どもがじっとしているのなんて、テレビを見ている30分ほど。
その間にひたすら卵を探して、取り除いていきます。とてもとても取り切れませんでした。
何かいい方法がないかと探していて見つけたのが、『ニットピッカー』でした。
届いたその日に早速、使い始めました。
けっこう目が細かいので、髪を少量ずつ分けて、ゆっくり、ゆっくり、といていく必要があります。
我が家では、お風呂前に裸になった時に、髪がまだ濡れていない状態で、お風呂場でその作業をしていました。
そうすることで、下に落ちた卵も最後にシャワーで流せばいいので、後の処理は楽でした。
卵の数も徐々に減っていき、4回目のシャンプーが終わってもう大丈夫かなと思ってからも、ニットピッカーだけは+1週間ほど続けていました。
おかげで、再発なしで済みました。
欠点をあげるとしたら、髪質によっては使えないかもしれないことです。
子どもはよかったのですが、私の髪の毛は、1本1本が太く剛毛なため、引っかかって下までおろすのが大変でした。
また、自分の髪の毛を自分でやるのは、横や後ろがかなり難しかったです。
そうは言っても、誰もやってくれんもんなー
自分の卵除去がきちんと出来ていたのかは定かではありません。
反省から学ぶ、シラミの予防と、次からの対策
●シラミ予防のためにできること
今回は、私に何も知識がなかったため、子どもが頭をかいていても、卵らしきものを見ていても、まさか我が子がシラミに感染しているとは思ってもおらず、気づくのがとても遅れました。
シラミが増えて卵が増えれば増えるほど、駆除は確実に大変になってきます。
そうならないためにも、早期発見が大切。
上の小学生は、一人洗いができるようになり、親としては楽になってとてもありがたいのですが、それでも2,3日に1回は、私が仕上げシャンプーをするようにしています。
そして、同様に2,3日に1回はドライヤーをしながら、卵チェックをするようにしています。
●再びシラミに感染してしまった場合、我が家ならどうするか
スミスリンシャンプーの安全性はどうかとか、もっといい方法があるのではないか、親だから色々考えますよね。
私も本当は最初、駆除シャンプーを使用するかどうかを少し迷っていました。
でも、実際にシラミの成虫を見た今は、これが髪の中に長く居座っているなんて耐えられないと感じました。
それに、治療期間が長引けば長引くほど、兄弟や他の子にうつすリスクも上がります。
大変な思いをするお母さんやお父さんが少しでも少ない方がいいですもんね。
さらには、他の子に広がると、しいては我が子に再び戻ってくることにもなりかねません。
とにかく今いる成虫をまず駆除することが一番の近道。
そう思って、次にもし感染してしまったとしても、スミスリンシャンプーは速攻で買いに行って使用すると思います。
それから、衣類や寝具の洗濯乾燥と、ニットピッカーも合わせた3ステップの同時進行で
シラミと戦っていこうと思います。
まとめ
- 病院の受診は必須ではありません。
ただし、見分けがつかない場合は専門の先生に見てもらうことをおすすめします。 - シラミの成虫、幼虫の駆除のためには、スミスリンシャンプーを使うのが完治までの近道です。
- ニットピッカーも早めに手に入れて、同時に卵の駆除もしておきましょう。
- 時々、子どもの頭皮チェックをして、シラミをいち早く見つけることが大切です。
皆さん、それぞれに合った良い方法を見つけて、できるだけ早くお子さんの頭からシラミがいなくなりますように。