こんにちはクエ美です。
冬に暖かく、夏に涼しい家を実現するためには、家の気密性・断熱性能がとても重要です。
特に住まいの中で、熱の出入りが大きい場所が『窓』だと言われています。
窓自体の性能を上げるだけでも、随分と違いますが、カーテンにもこだわると、より無駄な熱の出入りが抑えられるのではないかと考えられます。
我が家は、樹脂サッシとトリプル窓を採用していますが、+ハニカムスクリーンで、徹底的に窓からの熱の出入りをシャットアウト。
冷暖房費も抑えながら、快適な室温で生活できるようにしてみました。
今日は、リビングの窓をハニカムスクリーンにしたメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
また、1か所だけ電動ハニカムスクリーンを採用した我が家が、電動への変更・設置の際に注意した方がいいと思う点も書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。
1⃣ ハニカムスクリーンとは
2⃣ ハニカムスクリーンの働き
・夏の場合
・冬の場合
3⃣ ハニカムスクリーンのメリット
・断熱、遮熱で室内快適
・お部屋スッキリ
・広く見える
4⃣ ハニカムスクリーンのデメリット
・費用がかかる
・外の様子が見られない
・窓を開けるために全開にする必要あり
・開けるのが重い
・重みで上部が垂れ下がる
・洗えない
・子どもが遊ぶ?
・結露が発生する?
5⃣ ハニカムスクリーンを1か所だけ電動に
・電動にした場所
・電動にした時に気を付けるべきこと
6⃣ 最後に…
ハニカムスクリーンとは
ハニカムスクリーンは、断面が六角形の蜂の巣形の構造をしたスクリーンのことです。
この六角形の中にある空気層により、通常のスクリーンやカーテンより断熱性が高められているというのがハニカムスクリーンの大きな特徴です。
ハニカムスクリーンは、各社から販売されています。
メーカーによって呼び方が異なっており、その価格帯も様々です。
- ニトリ : ハニカムシェード
- イケア : ハニカムブラインド
- タチカワブラインド : ハニカムスクリーン
- トーソー : ハニカムスクリーン
- ニチベイ : ハニカムスクリーン
我が家はこの中の「ニチベイ」の商品を採用しました。
ハニカムスクリーンの働き
夏の場合
夏は次の2つの働きにより、室内の温度を快適に保ちます。
- 外の暑い日差しが室内に入ってこないようにする働き
- エアコンで冷やした室内の空気が外に出て行かないようにする働き
画像出典:ハニカムスクリーン レフィーナ25・45|ホームユース商品|ブラインドのニチベイ (nichi-bei.co.jp)
冬の場合
冬は次の2つの働きにより室内の温度を快適に保ちます。
- 外の冷たい空気がスクリーンよりも室内側に入って来ないようにする働き
- 暖房によって暖められた室内の空気が外に逃げて行かないようにする働き
画像出典:ハニカムスクリーン レフィーナ25・45|ホームユース商品|ブラインドのニチベイ (nichi-bei.co.jp)
ハニカムスクリーンのメリット3選
断熱、遮熱で室内快適
まず第一のメリットは、その大きな特徴である
- 室内の熱を逃がさない
- 余分な熱を室内に入れない
ということです。
これにより、冷暖房の効率を高め、室内を快適な温度に近づけます。
最近、電気代が上がっているから、冷暖房費が抑えられるのはありがたいね!
お部屋スッキリ
スクリーンはカーテンのように、室内側に膨らまないので、お部屋がスッキリして見えます。
インテリアにこだわりたい方にも、あまり主張しすぎないハニカムスクリーンはオススメです。
シンプル~
広く見える
カーテンだと、開けた時に左右にカーテンがまとまり、見える窓の範囲が狭くなります。
※イメージ写真
スクリーンだと上に収納されるので、外への視界がより広がって見えます。
ハニカムスクリーンのデメリット8選
費用がかかる
やはりカーテンよりも、価格が上がってしまうのはデメリットだと言えます。
カーテンなら、大き目の窓でも安いのなら1万円くらいからあります。
ところが、ニチベイは、定価で言えば以下の通りでした。
幅(㎜) | 高さ(㎜) | 価格 |
2600 | 1200 | 75,800円 |
730 | 2200 | 52,600円 |
1600 | 2200 | 69,500円 |
そして、レースと組み合わせたツインスタイルの窓については
2300×2200の窓で179,600円(レフィーナ24・45 サーモブロックタイプ ツインスタイル)
とさらに高額になりました。
ただ、窓のサイズが小さめで、一般的なサイズであれば量販店の既製品で対応できる場合もあり、価格もぐっと安くすることができると思います。
外の様子が見られない
スクリーンが閉まっている状態では、外の様子は全く見えません。
もし見えた方がいい場面があるのであれば、シースルー生地とのセットを購入する必要があります。
ニチベイだと、上下に不透明の生地とシースルーの生地が配置されていて、上げ下げによって切り替えられる商品が売られています。
光や視線を遮りたいという時に、不透明生地とシースルー生地を半分ずつで配置するなど、自在に操作できます。
窓を開けるために全開にする必要あり
窓を開けようと思うと、全開、もしくは少なくとも鍵のあるところまでスクリーンをあげないと窓を開けることができません。
カーテンのような横開きではないので、シャーっとあけて、ガチャっと窓を…とスピーディーな動きが難しいです。
かと言って、横から手を入れて鍵を開けようとすると、スクリーンにしわが(^^;
そのため、家族の忘れ物に気づいて、『忘れ物!』って窓から叫んだときにはもう家族がいなかった…ということが度々あります(^^;
開けるのが重い
我が家は、ダイニングにある窓にハニカムスクリーンを採用しました。
その窓は幅2300×高さ2200ととても大きくて💦
手動で上げるのは、まあまあ重みがあり大変です。
閉める時は、1回紐を引くと自動的に下がるので、苦労はありません。
重みで上部が垂れ下がる
大きな窓に付けたハニカムスクリーン(特にツインスタイル)は、その重みで上側が少し垂れ下がってきています。
最初はそこまで目立たなかったのですが、だんだんと重みで下がってきて少し目立つようになってきました。
これ以上、隙間が広がらないことを願います🥺
洗えない
ハニカムスクリーンはカーテンのように洗濯することができません。
出来る掃除と言えば、ふわふわのモップで凹凸部分に溜まったホコリをとることくらいです。
子どもが食べ物を触った手でスクリーンを触ったり、汚してしまわないように注意が必要です。
子どもが遊ぶ?
ハニカムスクリーンやブラインドなどで怖いのは、子どもがチェーンで遊ぶこと。
紐が首などにかからないかという心配もあります。
我が家は、子ども達がそれが危険だとわかる歳になっていたので問題なかったですが、もっと小さいうちに家を建てていたらチェーンをやめることを考えたと思います。
各社、チェーンや紐タイプの他に、コードレスや電動など工夫されているところもあります。
結露が発生する?
ハニカムスクリーンをつけていると、窓ガラスに結露ができやすいという口コミがあります。
原理的には、結露は屋内の暖気が冷たい窓ガラスによって冷やされるとできるものなので、ハニカムスクリーンの有無によらないのではないかと思いますが💦
我が家はトリプルガラスにしたためか、まず結露がほとんどありません。
なので、ハニカムスクリーンを付けたからといって、結露がひどくなったということもありません。
ただ、スクリーンと壁の間にあまり隙間がなく…
スクリーンを上げない限りは窓ガラスが見えないので、もし結露していた場合、気づかないうちに窓にカビが生えていたとなる可能性があるのかなと思います。
開かずの窓に取り付ける場合は、ちょっと注意ですね!
ハニカムスクリーンを1つだけ電動に
家の窓のほとんどにハニカムスクリーンを採用した我が家。
その中の1か所だけ、電動ハニカムスクリーンを採用しました。
電動にした場所
吹き抜けにあり、手動であげるのが大変な窓は電動のハニカムスクリーンを採用しました。
窓の位置が高いのも開けにくいポイントですが、大きさもある窓なので、毎日の開閉も負担減で助かっています。
開け閉めするのはとても簡単で、下の写真のリモコンの上ボタン▲ or 下ボタン▼を押すだけです。
スイッチひとつで上げ下ろしできるのはとても楽です。
さらに、このリモコンを使えば、開ける窓と開けない窓をアルファベットで指定することもできます。
Aのボタンを押してから上ボタン▲を押すと、AのハニカムスクリーンのみがOPEN
BとCを押してから上ボタン▲を押すと、BとCのハニカムスクリーンがOPEN
全部一気に開けたい時は、ALLを押してから上ボタン▲を押します。
我が家は窓3か所なのでA・B・Cしか使いませんが、このリモコンから推測するに、一度に8個の窓の開閉を自在にあやつれるようです。
電動にした時に気を付けるべきこと
電動にしたことで、窓の開閉は確かにとても楽になりました。
ただ、ひとつ残念な点があります。
それは電動にしたことで、窓のそばにリモコンの受信機を設置しないといけなかったこと。
この受信機が、悪目立ちしないようにと初めは工務店の方が隠すように設置して下さったのですが…
それではうまくリモコンが反応しませんでした💧
ボタンを押しても押してもハニカムスクリーンはピクリとも動きません。
何度か試して分かったのは、反応させるためには受信機の前に障害物があってはいけなかったということでした。
隠されていた受信機を仕方なく前面に出すと、きちんと反応してハニカムスクリーンはスムーズに動くようになって、めでたしめでたし。
と言いたい所ですが…
残念ながら前に出された受信機は、こんな目立つ感じになってしまいました( ;∀;)
うーん(´ε`;)どう見ても不格好。
これが予め分かっていたら、もう少し綺麗に設置する方法があったのではないかなと残念に思えてなりません。
もし電動を考えるのであれば、受信機の方の設置場所をぜひ考慮してから採用してもらいたいなと思います。
最後に…
今日は、ハニカムスクリーンのメリット・デメリット、採用してみた感想を書いていきました。
室内をできるだけ快適な温度に近づけたい方、お部屋をスッキリ見せたい方にはピッタリだと思います。
価格も、予算に合わせてメーカーを選ぶことができるので、ぜひ検討してみてください。
ただし、電動にする時は、受信機がどんなふうに設置できるか、ハウスメーカーの方に要相談です。
後悔のない設備選びの参考になれば嬉しいです。
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